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2007/11/11

ドライビング

ポール・フレール著の「新ハイスピード・ドライビング」。黒沢元治著の「ドライビング・メカニズム」この二つをを比較すると最速コーナリングの概念が少し異なります。

ポール・フレール氏はP46に最適ラインを記し、P50-51にいわゆるSlow in Fast outのラインを示しています。P50-51の概念は加速重視のライン取りであり拡大解釈するとコーナーのアプローチ前にコーナリングを終えているという悪い走法になることに示しています。
黒沢氏はP56-58において「正円」を維持することの重要性を述べています。

ポールフレール氏のP49 line9には「・・・第1段階では車はよりきつい曲線を描くので、この部分では先の一定曲率の場合よりも、やや低い速度に抑えられる。しかし曲線がゆるみ始める点に達するや否や、曲率の減少に応じて車速を増大できるから、車はただちに加速に移れる。だから車はコーナーの終わりに達する前に加速を始め、一定曲率のラインを通っていた時定速から加速に移った点を、より速い速度で通過する。したがって、コーナーに続くストレートへ向かって、より高速で脱出できるのである。」とある。下線と色は私が引いた。

これに対して黒沢氏はP56-57でこの内容を否定しています。
上記のポールフレール氏記載の赤で記載した「曲線がゆるみ始める点」B地点から青で示した「定速から加速に移った点」C地点に対して
「確かにB地点からC地点だけを計測すれば脱出速度は速いかも知れない。しかし、B地点に置いては大きなスリップアングルを要するから速度は落ちるし、大きな荷重の変動が発生しスピンに至るリスクも大きくなる。

ここで注意が必要なのはポールフレール氏の理論が間違っていると言うことではない。
ポールフレール氏のラインはコーナーの後に長い直線がある場合であり、連続コーナーではない。ポールフレール氏もP51 Line7で「このテクニックも濫用されがちなので注意を要する・・・。コーナーへはいるときに小さいRで回り込み、直線でコーナーを出ることの必要性が強調されすぎる結果、ドライバーはコーナーへ本当に入る前にコーナリングを終わってしまうような現象が起こる。・・・最初必要以上にキツイ曲線をとり、次にコーナー自体を殆ど直線で抜けてしまうのである。」と記載している。

そして「車を接地力の限界ぎりぎりに保つのが鉄則」とある。

ポールフレール氏記載のラインで第二段階。曲率の緩いラインで摂津力が余るほど曲率半径を拡げるとコーナーへのアプローチの最初の曲線がきつかった事を意味する。と記載。
そうSlow in Fast outをやりすぎるなってことですね。

黒沢氏は定常円旋回、ポールフレール氏は可変旋回半径ととらえられそうだが、面白いのはポールフレール氏はP57で「完全に流れるようなラインを描く」と記載していることだ。

オーケストラの指揮棒を思い出して欲しい。
4rizmjpg
1-2-3-4は流れるように動かさないとだめだ。最後の4-1は振り上げた指揮棒が一瞬停止して振り下ろされる。ここは例外ポイント頭の1だから強調される。それ以外は滑らかに動かないと行けない。この動きは車の動きと同じだ。無理な動きをするとそのうち体のどこかが痛くなる。これは車でも同じ事です。何処かに無理が生じます。


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